四半期決算の発表時期

あるニュースをきっかけにして、株価が急騰(きゅうとう)したり急落したりすることがあります。こうしたきっかけになるニュースを「材料」と呼び、株価の上昇要因になる材料は「好材料」、逆に下落要因になる材料は「悪材料」といいます。

何が材料になり、その材料が好材料なのか悪材料なのかは市場が判断しますが、少なくとも年に4回は材料となるものが企業から発表されます。それが四半期決算です。

目次

1.四半期決算
2.決算発表時期の掴み方
3.適時開示情報
4.まとめ
5.One More Comment

1.四半期決算

1年12ヶ月を4等分して、3ヶ月ごとに区切った期間を四半期と呼びます。企業は四半期ごとに決算を出すことになっているので、投資家は3ヶ月ごとに企業業績が順調なのか、期待外れなのかを判断する機会があります。

四半期決算は一回目から順に、「第一四半期決算」、「中間決算」、「第三四半期決算」、「本決算」と呼ばれます。この中で最も重要なのが本決算、次に中間決算です。

英語では四半期はQ(Quarterの略)で表現されます。企業や資料によっては四半期と呼ばず、第一四半期=1Q(Q1)、第二四半期=2Q(Q2)と表現する場合もあります。

ですので、好業績が予想される銘柄があれば、四半期決算が発表される前に株を購入しておき、予想通り好業績が発表された際に株価の上昇で利益を狙うこともできます。(予想通りにいかなかった場合、損を出すリスクもあります)

逆に四半期決算が読めないので、あえて決算発表後に購入するというのも投資戦略の1つです。

では、こうした四半期決算はいつ発表されるのでしょうか?すべての企業が同じ日に発表するのでしょうか?

答えはバラバラの日付です。発表時期は決算期が同じ企業同士だと近い日程になることが多いですが、いつ発表するかは各企業が独自に決められます。

ただし、遅くともいつまでに発表しなければいけないという期限は定められています。

〔決算短信の開示時期について〕
・ とりわけ、事業年度又は連結会計年度に係る決算については、遅くとも決算期末後45日(45日目 が休日である場合は、翌営業日)以内に内容のとりまとめを行い、その開示を行うことが適当であり、 決算期末後30日以内(期末が月末である場合は、翌月内)の開示が、より望ましいものと考えられ ます。

~中略~

〔四半期決算短信の開示時期について〕
・ 四半期決算の内容の開示については、金商法に基づく四半期報告書の法定提出期限が45日とされて いることを踏まえ、上述の「決算発表の早期化の要請」の対象としておりません。

日本取引所グループ『決算短信・四半期決算短信作成要領等(2017年2月版)』

つまり、各四半期決算は45日以内、期末の本決算は45日以内が期限だけど30日以内が望ましい、と日本取引所グループ(つまり東証)では定めているわけです。なので、四半期が締まった後の30日後頃~45日後までの間が特に企業の四半期決算が発表されることが多い時期になります。

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2.決算発表時期の掴み方

では、企業決算が発表される見込み時期は分かりましたが、具体的に何月何日に発表されるのか?これはどのように調べれば良いのでしょう?

日本取引所グループのサイト

東証に上場している企業の場合、日本取引所グループのサイトにて、決算月ごとに企業の決算発表時期をExcelにまとめて配信してくれています。これで一覧で把握することができるので、複数企業に投資されている方はこの方法でご覧頂くと分かりやすいでしょう。

日本取引所グループは、東京証券取引所及び大阪取引所などを傘下に持つアジアを代表する取引所グループです。

各企業のIRカレンダーを確認

各企業は投資家向けにIRサイトを用意しています。個別企業ごとにIRサイトを訪問すると、「IRカレンダー」という項目がありますので、その項目を見ることで年度を通しての大まかな材料発表時期を確認することができます。

IRサイトはカレンダー以外にも、中期戦略や株主優待の説明、株主還元策、業績動向など様々な資料を用意しているので、購入を検討される際には是非訪れてみることをお勧めします。

参考例として日本電信電話株式会社(NTT)のIRカレンダーをご紹介します。

NTTのIRカレンダーサイト

こちらのサイトを開くと以下のように表示されています。上段の年表で年度を通してのイベントを把握できます。先の日程については詳細は決まっていないのでおおよその時期が記載され、時期が近付いてきて具体的な開示日程が決まると下段にあるように具体的な日付が記載されます。

IRサイト/カレンダーの見やすさは企業ごとに異なります。この辺りの情報の分かりやすさから、その企業が投資家のことを気にしているのかどうかといった企業姿勢を見ることもできます。

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3.適時開示情報

四半期決算の他に、飲食店などであれば、店舗の売り上げ状況を毎月開示している企業もあるのでそうした情報を拾っていくことも重要です。

また、こうした定期的に発表されることが予め分かっている情報の他に、突発的に出てくるニュースもあります。社長交代だったり、買収だったりのニュースなどです。こうした情報は適時開示情報と呼ばれます。

以下のTDnetに各社の情報を一括して見ることができますので、こちらも参考にしてみてください。いち早く情報を掴めれば、株価に反映される前に先行者利益を取れるかも?です。

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4.まとめ

株価に影響を与えるニュースを「材料」と呼びます。

定期的に開示される材料の代表格は四半期決算で、こうした定期的に開示されるニュースは企業のIRカレンダーで時期を確認できます。

また、元々予定されていなかった突発的なニュースはTDnetで開示される適時開示情報を確認することでニュースを把握できます。

また、企業が開示した情報以外の出来事が株価に影響を与えることがあります。例えば北朝鮮のミサイル発射報道に反応して防衛関連の株が買われる、といったような事例です。要は市場/投資家がニュースからどのような連想をするかで、そのニュースが材料になるかならないかが変わってくるのです。

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5.One More Comment

市場は気まぐれなもので、実際には好決算だった場合でも「コンセンサスに届かなかった」といった理由から株価が下落するようなこともあります。つまり、決算は良かったけど期待していたほどじゃなかった、というケースですね。

また北朝鮮のミサイルの事例の他、ヒアリのニュースが出た際にはフマキラーの株が買われるなど、どのような反応を市場が示すのかを先読みしていくことが必要になります。

これが株の楽しいところでもあり、大変なところでもあります。

それでは、明日も良い日を!

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よろしければ、また読みに来て頂けるとすごく嬉しいです

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