先日7/24に、以下の記事を投稿しました。

半導体商社の相場観

半導体は体積当たりの単価が高く、また自動車をはじめ電子化される市場が増え、産業のコメとも呼ばれるほど重要視されています。市場全体が成長基調にある市場であり、スマホ、ゲーム(スイッチなど)、IoT、自動車、などがキーワードになっています。

一方で、プロセスの微細化も進み、これにより従来と同じ機能を更に小さい面積で実現することも可能になります。つまり、一回の製造での取れ数が増加し生産効率が向上するわけです。この取り組みで効果が比較的大きいのがDRAMなどのメモリー製品です。

さて、半導体業界では水平分業化が進み、ブランド名からは一般消費者には関りが分からないほど、多くの企業が関係を持っています。そうした中で、必ず必要になる部材の1つに「ウェハー(Wafer)」と呼ばれるものがあります。

ウェハーとはシリコンの板のことで、ここに電子回路を書き込むことによって、半導体製品ができあがります。厳密には、この後パッケージングしたりテストし梱包した上で市場に出回ります。

いずれにせよ、ウェハーがなければ半導体製品は作ることができません。

このウェハーメーカーは市場ではあまり選択肢がありません、つまり比較的寡占化の進んだ市場となっています。では、上場企業ではどこがウェハーメーカーに該当するのでしょうか?

主要企業としては以下の2社です。

・信越化学工業株式会社 (4063)
・株式会社SUMCO (3436)

既に市場でも注目されて、昨年末から上昇基調ではありますが、以下のようなニュースも出てきております。

IoTでウエハー不足 踊らぬ国内2強のトラウマ
(2017/3/13付 日本経済新聞 電子版)

ウェハー出荷面積、5四半期連続で過去最高水準
(2017/07/27付 EETIME Japan)

半導体商社に限らず、まだこれからの株価上昇に期待感を抱かせてくれる状況です。

今後の値動きに期待してみましょう。

それでは、明日も良い日を!

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