期の見方

株の投資をする際に、投資対象の企業の財務諸表を確認することがあります。

慣れていない時は、そもそもどんな表記が現在進行形の今期に当たるのかさえ悩むことがあると思います。そこでここでは期の表現のされ方を見てみましょう。

期の見方

例えば、当サイトでも度々取り上げているビックカメラの決算短信を取り上げて表記を確認しましょう。

以下のIRサイトを確認すると、2017年8月21日現在では、「平成29年8月期 第3四半期決算短信」という資料が最新になっています。

http://www.biccamera.co.jp/ir/library/index.html

これは「平成29年8月で期末決算を迎える期」であり、「その内第3四半期(9ヶ月分)までの期を締めた」ということを意味しています。

つまり、期末(決算月)が「○○年△月期」と表現されるのです。これはどの企業も同じです。ビックカメラは8月に期末を迎えるので、全体では少数派なので上記の表現になっていますが、例えば、ソフトバンクやソニーなどの4月に期を始めて翌年3月に期を終える企業の場合は「○○年3月期」という表現になります。

ですので、この表現を見ることで、対象企業の決算月が何月なのかを一目で把握することができます。

One More Comment

期を一目で把握することは重要です。業績が年々伸びているのかどうかを把握する際にも、いつの期といつの期を比較するのか。株主優待の内容を確認するに当たっても、毎年内容が変わる企業の場合、自分が見ている内容が今年の内容なのか去年の内容なのかによって期待値が変わってきます。

なお、企業決算では和暦(平成、昭和など)で表現されることが多く、一方で西暦で判断されたい方も多いでしょう。

有名な話かとは思いますが、和暦から12を引くことで西暦の下2桁の年になりますので、まだご存じなければ活用されてみてはいかがでしょうか?

それでは、明日も良い日を!

 

 

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