クレジットカードで支出を節約

手元に残るお金を増やすには、以下の公式を念頭においておくのがよいでしょう。

手元のお金 = 収入 - 支出

ここでは支出を少しでも減らす方法としてクレジットカードをご紹介したいと思います。

現金支払いとクレジット支払いの違い

普段、買い物の際には商品の代金として現金を出します。

商品の売り手と、買い手のあなたとの間での1:1の取引きです。

これに対してクレジットカードを使う場合は、カード会社があなたの代わりに商品の売り手に支払いをしてくれます。ですので、あなたは現金を手元に持っていなくても買い物ができるのです。

ただ、ではあなたはいつ支払えばよいのでしょうか?これはカード会社次第ですが、おおよそ1~2ヶ月後にカード会社から請求が来ますので、その際に指定の銀行口座から引き落としがされます。

ですので、現金を手元に持っていなくても、銀行口座に用意しておけば取引が完了するのでとても楽チンに済ませることができます。

<h2?クレジットカードのメリット

このようにクレジットカードは買い物にあたって便利なものですが、これがどのように支出を減らすことにつながるのでしょうか?

メリット1: 利用額に応じた還元

多くのクレジットカードはカードを通して買い物をすると、0.5~1.0%の還元をしてくれます。還元率に応じたポイントを付与してくれたり、銀行口座からの引き落としの際に還元率に応じた値引きをした上で引き落としをしてくれたりと、カードによって還元の方法は異なりますが、いずれにせよ現金支払いの時と違ってカード利用することで支払額に対してのリターンがあるのです。

たった1%と思われるかも知れませんが、銀行預金の利率はご存知でしょうか?

銀行預金の場合、年利でわずか0.001%です。

引用 三菱東京UFJ銀行 円預金金利

また、仮に年間で100万円の買い物をカードでした場合、1%還元で1万円が手元に戻ってくるイメージとなります。現金での買い物の場合、100万円の支払いは100万円の支払いで、戻ってくるものは何もなかったので大きな違いです。

このように、クレジットカードでの還元はなかなかにバカにできないインパクトがあります。

メリット2: 旅行保険

クレジットカードには旅行保険が付いているものが多いです。

保険金額や適用条件は国内旅行と海外旅行でそれぞれ別々に設定されていることが多いです。

最も多い条件が「利用付帯」と呼ばれるもので、これは旅行目的でクレジットカードを使ってくれたら、このクレジットカードの保険を適用しますよ、という内容です。

もう1つの条件が「自動付帯」と呼ばれるもので、これはクレジットカードを持っているだけで保険を適用しますよ、という内容です。旅行代金などは他のクレジットカードを使っても適用されます。

詳しい保険内容はここでは割愛しますが、こうしたクレジットカードの保険を考慮すれば、今まで海外旅行の際に使っていた保険の内容をいくらか見直すこともできるのではないでしょうか。

メリット3: キャッシュフロー

冒頭で述べたように買い物のタイミングとカード会社からの請求のタイミングには1~2ヶ月のずれがあります。

独立女子の方は経費の支払いの時に、子育てパパの方はボーナス前にまとまった出費があるような場合に、ひょっとしたら価値を実感するかも知れません。

例えば「月末締め、翌月27日支払い」といったカードを本日9月3日に利用した場合、9月分の利用額を9月末(30日)にまとめて合計して、翌月27日(10月27日)にまとめて銀行口座から引き落とすというものです。

そのため、現金だと9月3日に支払う必要があった買い物も、クレジットカードを利用することで、10月27日までに現金を用意すればよいことになります。このように支払いを約2ヶ月弱延期できる点は、事業を営んでいる方には重要性が特に感じられるのではないでしょうか。

まとめ

クレジットカードを利用することで、支出を抑えることができる。

具体的には、

  • カード会社からの還元0.5~1.0%(中には1%を超える高額還元のカードもある)
  • 保険が付いてくる
  • キャッシュフローが改善する

One More Comment

20~30代前半の方に聞くと、意外とクレジットカードを意図して利用していない方がいました。また、クレジットカードを持つことはリスク(危険)と考えていらっしゃる方もいますが、クレジットカードが普及するにつれ、クレジットカードを持たないリスクも出てきています。

また、不動産投資をされる方の場合、1枚もクレジットカードがないというのも不安材料の1つになります(多過ぎても良くない場合もあります)。

クレジットカードのおさえるべきポイントはここで挙げた点以外にもありますが、少なくとも上記のメリット3つだけでもおさえておいて、有効活用されるといくらかお小遣いが増える機会になるのではないでしょうか?

それでは、明日も良い日を!

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